生活動作が広がる~きのこ編~

発達障害者料理のコツ
発達障害者料理のコツ

発達障害者さんは指先が不器用とよく言われてしまいますが、

これは脳の構造上なかなか難しい問題でもあります

ですが、
日々繰り返し練習を積み重ねることで、少しの可能性と少しの改善が見られます



子どもの可能性をあきらめたくない
小さなころの経験が、将来に役立つなら知っておきたい
子どもの可能性を知りたいと考えているから、毎日のちょっとしたヒントが欲しい

とお考えの方は、

この先を読み進めてもらえると、明日の夜の献立に取り入れたくなる

そんな内容を知ることができます



なんで野菜でトレーニングなの??

身近にあるものから毎日取り組んでほしいから

偏食予防に、触るだけでも野菜に触れてほしいから

季節の変化が苦手でも、食事を通して楽しんで知って欲しいから

うっかり途中で食べちゃっても、害が少ないから




本日は、きのこの中の《えのき》



なんで、えのき?

1本1本が細かく割くことができるから、たくさん練習できる
ぶなしめじでもいいですよOK
という理由



えのきを割くトレーニング

【つまんで引っ張る】
味噌汁に、炒め物に~!
色々使いまわせるえのきから指先トレーニングを始めよう

  1. 根本を切る(包丁を使えない場合は、手で小さくほぐしてから、ハサミで切る)
  2. 引っ張って割く
  3. できるだけ細かく割く
  4. 加熱、味付け
  5. おいしく食べる

以上です


◆この時、気を付けてお子さまを見て欲しいポイントは

  1. 両手を同時に使えているか(片手で引っ張る、片手で抑える)
  2. 引っ張って割けているか(一束が大きくなっているようだったら、見本を見せてあげる)
  3. 美味しく食べれているか(上手にできたら全力でほめてくださいね~)



一見簡単なようで、
たくさん使える指先トレーニングが含まれています



このような細かい作業に抵抗がなく取り組めるようになってきたら、

  • 本をめくれるようになる
  • 鉛筆を持てる時間が長くなる
  • ボタンができるようになる



可能性が広がります


ぜひ毎日の食卓の指先トレーニングをお試しくださいね